お疲れ様です。はるさらと申します。
今回はWindowsのコマンドプロンプト(cmd)を使用して、
ダミーデータを作成する方法を紹介します。
fsutilコマンドを活用することで、大量のダミーデータを簡単に生成できます。
システム開発のテストデータ・ダミーデータの作成などに
お役立ていただけましたら幸いです。
fsutilコマンドとは?
fsutil
は、Windowsに標準で搭載されているコマンドで、
ファイルシステムに関するさまざまな操作が可能です。
その中でも、fsutil file createnew
を使用すると、
指定したサイズのファイルを作成できます。
使用方法
構文
fsutil file createnew <ファイル名> <サイズ(バイト)>
<ファイル名>
:作成するファイルの名前(パスを含めても可)<サイズ(バイト)>
:作成するファイルのサイズをバイト単位で指定
例:20,000KB(約19.53MB)のファイルを作成
fsutil file createnew dummy.png 20480000
このコマンドを実行すると、dummy.png
という名前の20,480,000バイト(20,000KB)の
ファイルが作成されます。
ファイルの中身はすべてゼロ(0x00)で埋められた
ダミーファイルとなります。

↓

当然、ダミーデータなので中身を開くことはできませんが、
同じような方法で.txtでも.mp4でも
様々な拡張子のダミーデータを作成することが出来ます。
補足:KBやMBはどのような計算でバイトに変換するのか?
「なんで 20,000KB なのに、
20,000,000 バイトじゃなくて 20,480,000 バイトなの?」
と疑問に思った方もいるかもしれません。
これは、KBやMBの計算が「1024」単位だからです。
- 1KB(キロバイト) = 1024バイト
- 1MB(メガバイト) = 1024KB = 1024 × 1024 = 1,048,576バイト
したがって、
20,000KB をバイトに換算すると:
20,000 × 1024 = 20,480,000 バイト
このようにして、正確なサイズをバイト単位で指定することができます。
注意点
fsutil
コマンドは、管理者権限で実行する必要があります。
コマンドプロンプトを「管理者として実行」してください。- 作成されるファイルは、指定したサイズで中身がゼロのダミーファイルです。
実際のデータは含まれていません。 - 既に同名のファイルが存在する場合、エラーになります。
事前に同名ファイルが存在しないことを確認してください。
まとめ
fsutil
コマンドを使用すると、
任意のサイズのダミーファイルを簡単に作成できます。
大容量のファイルを作成したい場合や、
特定のサイズのファイルが必要な場合に便利です。
ぜひ、活用してみてください。
どなたかのお役に立てば幸いです。
それではまたー!