お疲れ様です。
はるさらと申します。
皆様はJava開発でEclipseを使用している際に
ToDoコメントを使用していますでしょうか?
私は存在を知らず、ソースレビューで指摘されて
IT8年目にして初めて知りました。。
Java開発でEclipseを使っていると、
コードの中に「あとで修正したい」、
「未実装の箇所が分かるようにしたい」と思うことがあります。
そんなとき便利なのが ToDoコメント 機能です。
Eclipseには標準で「// TODO」というコメントを
検出して一覧表示してくれる仕組みが用意されています。
この記事では ToDoコメントの基本的な使い方から、
活用方法・注意点 までを紹介していこうと思います!
ToDoコメントとは?
ToDoコメントは、Eclipseが特別に認識してくれるコメントです。
通常のコメントに「TODO」を含めるだけで、
Eclipseの タスクビュー に自動的に表示されます。
public class Sample {
public void process() {
// TODO: 入力チェックの処理を追加する
System.out.println("処理を開始します");
}
}
上記のように「// TODO:」と書いておけば、
後から「ここに作業が残っている」とすぐに確認できます。
ToDoコメントを確認する方法
1.タスクビューを開く
- メニューから
ウィンドウ→ビューの表示→タスクを選択 - すると「タスク」ビューがエディタ下部に表示されます。

2.タスクビューにTODO一覧が表示される
- ソースコード内の「
// TODO」コメントが自動的にリスト化されます。 - ダブルクリックすれば該当のコード行にジャンプ可能です。
これにより「未処理タスクの一覧」をEclipse上で管理できるようになります。

ToDoコメントの活用方法
1. 未実装箇所のメモ
実装途中で「ここは後でやる」とメモを残すのに便利です。
// TODO: ログイン処理のバリデーションを追加する
2. バグ修正のリマインド
「動作はするけど、改善が必要」という場所を記録できます。
// TODO: 例外処理を追加してエラーを潰す
3. 開発チーム内での共有
複数人で開発しているときに「誰かがやるべきタスク」をコードに直接埋め込んでおけます。
Git管理とも相性がよく、コメントを見れば誰が何を残したかすぐにわかります。
4. タグをカスタマイズする
Eclipseは TODO 以外にも FIXME や XXX など
任意のキーワードを認識させることが可能です。
設定方法:ウィンドウ → 設定 → Java → コンパイラー → タスクタグ
ここで独自タグを追加すれば、
// FIXME: メモリリークの可能性あり
といったコメントもタスクビューで管理できます。

注意点
- 書きっぱなしにしない
TODOコメントはあくまで「一時的なメモ」です。放置すると技術的負債になります。 - チームでルールを決める
「TODOは必ず解消する」「FIXMEはリリース前に確認する」といった
運用ルールを決めると効果的です。 - 課題管理ツールとの使い分け
JIRAやRedmineなどの課題管理ツールと併用するときは、
「細かい作業はTODO、全体タスクはチケット管理」と使い分けると混乱を防げます。
まとめ
EclipseのToDoコメントは、未処理の作業をコード上で可視化する便利な仕組み です。
// TODOとコメントするだけでタスク管理ができる- タスクビューから一覧確認が可能
FIXMEなどのカスタムタグも利用できる
特にチーム開発では、
「TODOを残す → タスクビューで確認 → 実装完了で削除」
という流れを徹底すると、作業漏れを防ぎやすくなります。
ぜひ、日々の開発に取り入れてみてください。
どなたかのお役に立てば幸いです。
それではまたー!!





































